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サブリース会社が破綻するというリスク

2018年9月18日「火曜日」更新の日記

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サブリース会社のビジネスモデルで実際に、これまでサブリース会社が倒産した事例はいくつもあります。建築費である程度の利益を確保してあるとはいえ、全国的に空室率がアップする中で、満額家賃の8~9割という家賃を保証するというビジネスモデルは、すでになりたたなくなっているのです。仮に、契約しているサブリース会社が破綻した場合、貸主であるオーナーや、サブリースにより入居している入居者の方にどんなリスクや負担が生じるのでしょうか?まず、オーナー側のリスクとしては、次のようなものがあります。サブリース会社が入居者から預かっているが、まだオーナーに振り込まれていなかった保証家賃が支払われない。サブリース会社の管財人との債権債務の手間が生じる入居者ともう一度契約を結びなおす必要がある。このとき、入居者が出て行ってしまうリスクがあります。また、入居者サイドのリスクには、次のようなものがあります。敷金が返還されない可能性がある。加えて、オーナーとあらためて契約を結ぶ際に、もう一度敷金を求められることもありえる再契約をする必要が生じることがあります。これらのリスクを防ぐ一つの方法として、敷金(預かり金)を「分別管理」しているサブリース会社を選ぶということがあります。これにより、敷金が戻らないというリスクはある程度、軽減されます。とはいえ、当然ですが、サブリース会社の破綻後は、家賃保証はおこなわれません。長期間の家賃保証をうたっていたとしても、その会社が倒産してしまえば元も子もないのです。

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