管理人はだれ！？

2019年4月30日「火曜日」更新の日記

建物の築年数の話をしましたが、中古マンションを選ぶ場合、どうしても外観だけに目が行って、肝心の構造や耐久性に注意が及ばないものです。そこで、鉄筋コンクリート造のマンションの外壁をチェックするコツをお教えしましょう。コンクリートは見た目どれも一緒のように考えがちですが、経年とともに劣化していきます。建物の真下から外壁沿いに上に向かって壁を見てみましょう。最近のマンションの多くは外壁はタイル貼りなのでコンクリートの状態などわからないと思われるでしょうが、いくつかチェックする方法があります。まず、施工の悪い物件は外壁に貼ったタイルが波打っているのが素人目にもよくわかります。これはコンクリート云々というよりも施工状態の良し悪しが判断できます。また、同時にタイルの浮きも壁面に凹凸ができていますのでこれも簡単にチェックできます。浮いたタイルは将来、割れたり、落ドしたりするおそれがあります。もう少し目のいい方なら、タイルとタイルの間の目地をチェックしましょう。目地から茶色や黒の雨スジがついている場合があります。これは目地のすきまから雨水が入り込み、下地のコンクリートにクラック（ひび割れ）が生じて、建物内部にまで浸水している可能性があります。目地から染み出している雨スジがある場合には、コンクリートの中の鉄筋の錆が、壁面に流れ出していることも考えられます。外壁からいくつも雨スジが発見できる物件は要注意です。また、建物内部でも共用部の内壁を同様にチェックすると、コンクリートのひび割れ、天井からの水漏れなども肉眼で確認ができます。建物の構造も重要です。