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自業自得

2019年5月1日「水曜日」更新の日記

2019-05-01の日記のIMAGE
多忙な高額所得層が好む成熟した都市文明が味わえるエリアではありません。この法則は日本全国どこでも同じです。もしも、自分が絶対に気に入って資産価値まで調査をしたマンションが、こんなエリアにあったときは、どうするべきか。それは、悩ましい問題です。それでも買うのも、一つの選択肢だと思います。その時点で、今の快楽と未来の資産価値を交換したと考えるわけです。あるいは、できるだけ中古の、少なくとも売買マーケットにおける最有効利用の物件を狙って買うという手もあります。そうすれば、値下がりのリスクを最小限にすることができます。何をしても個人の自由です。悔いのない人生を生きることはいいことです。たとえ同じような行動を取っていても、リスクを知って行動することと、リスクを知らないで行動することは、まったく意味が違います。人には、さまざまな家庭の事情がある場合もあります。コンサルタントである私が、そのような個別的な事情の難しさを知らないわけはありません。親の介護があるかもしれない。子どもの学校の問題があるかもしれない。勤務先の本社の移転があるかもしれない。離婚問題が隠れているかもしれない。「ならば、安いものは、できるだけ安く買う。あるいは、リスクを知って行動する。そうすれば、何も問題はないのです。一方、何も知らずに、不動産業界や広告代理店(新聞もそうですが)から発信される情報を鵜呑みにして、「安いものを高く買い、リスクを知らないで行動する」のであらば、それで破綻してしまっても、自業自得なのです。

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