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マンション手入れ術(室内)

2019年11月16日「土曜日」更新の日記

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次にマンションを長持ちさせるお手入れのポイントです。マンションについては、一棟全部ではなく、一部屋を所有している状態、つまり「区分所有」のケースを想定してお話しします。一戸建てやアパート一棟の場合、建物の構造に関する部分も自分で自由に点検・修繕できるのがメリット。けれどもマンションの区分所有の場合、自由に触ることができるのは専有部分のみです。そのため、点検も専有部内の設備や可動部分が中心になります。設備で重点的に確認したい箇所は、おもに次の2つです。①トイレの排水マンションにかぎった話ではありませんが、トイレの排水は必ずチェックしたいポイント。普通に排水してみて、封水(臭気の逆流を防ぐため、トラップ部分に常にためられている水のこと)の高さを確認します。もし、この封水が長く波打ち、水面が著しく低くなったり、近くの排水口から音が出ていたりしたら要注意です。居住者から頻繁に「排水の臭いがする」とクレームが入る場合も同様です。このとき、排水管の不具合を疑う必要があります。排水管はプロでないと処理が難しいので、信頼できる設備に詳しいリフォーム業者か、ホームインスペクター(住宅診断士)を呼ぶようにしましょう。②換気まず、換気が機能しているかを確かめます。比較的新しいマンションは4時間換気システムになっているので、いったんすべての換気を停止します。次に給気口にティッシュをかざしてみて、ティッシュが揺れなければOK。次に、キッチンの換気扇を「強」で回します。それから再び、給気口にティッシュをかざしま以す。今後はティッシュがひらひら揺れたでしょうか。揺れれば換気はきちんと機能しています。もしもティッシュが揺れない場合は、どこかが詰まっているなど、換気扇や給気口に問題が生じている可能性があります。給気口はいくつかありますから、ひとつずつチェックしていきましょう。設備のチェックを入念に行ったら、あとは可動部分です。ドアやサッシなど「動くもの」がすべて、滑に動作するか、丁寧に試してみてください。スムーズに開閉できなかったり、異音がしたら調整が必要です。

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